第65回 体力医学会大会

 

初めましていつも緊張している面川です。初ブログも緊張しながら書いています。

 

 先日(2010916日~18日)、千葉県で行われました日本体力医学会大会に共同研究者&発表を兼ねて参加してきました。毎年、日本体力医学会大会は、国体が行われる場所で開催されます。北海道で行われたのは、第7回(昭和29年)、第44回(平成元年)に開催されたそうです。今年で65回ということで、歴史ある学会だなと改めて実感しました。

 

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 なぜ、このよう学会に参加してきたかというと、大学時代から研究に興味を持ち、特に加圧トレーニング時の筋肉内のエネルギー代謝についての研究をずっと続けていたからです。

 

 学会1日目は、受賞式があり、なんと僕達の研究グループが、大塚製薬さんから大塚スポーツ医・科学賞・特別賞を頂き、記念品として賞金とポカリ1年分を頂きました。そして、僕の師匠である菅先生が、満員の会場で講演をしました。タイトルは「メタボリック症候群における骨格筋代謝不全は酸化ストレスの増加に関連する」 という演題でお話をしました。内容に関してなんですが、文章で書くのは難しいので興味がある方は聞いてくだい。

 

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 学会2日目は、夕方5時から発表があったので緊張しながら、朝会場入りしました。今回、僕が発表したタイトルは「血流制限を併用した低強度レジスタンス運動の効果は総負荷量で決まる」という演題で発表してきました。

 

 内容は、加圧トレーニングは、血流を適度に制限し、乳酸などの代謝産物が蓄積し、疲労が早くくることは知られています。しかし、総負荷量(total work volume)を揃えた運動において、筋肉内のエネルギー代謝についての報告がなかった。わかりやすく例えると、100kgの重さでベンチプレスを行ったとします。加圧トレーニングは少ない強度で、高強度と同等なトレーニング効果を得られる報告されています。10kgの重さでベンチプレスを10回挙げたら、100kgの重さの重さと総負荷量が一緒になります。このことから、極めて低い強度でも総負荷量を揃えることで同じ効果があるのではないかと考えられます。

 この実験結果として、総負荷量を揃えることで、筋肉内のエネルギー代謝は同じであった。この結果から、目的にあわせたトレーニング(リハビリ・筋力アップ・筋力維持・虚弱者)に応用できるのではないのかなと考えています。

 

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 3日目は、リラックスしながら、いろいろな研究者達のお話を聞いたり、会場をぐるぐるまわりながら楽しみました。

 

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 学会とは話が変わりますが、僕の携帯電話に万歩計がついていたので、3日間の合計歩数を計算してみると、なんと68000歩でした。歩くことは身体にいいことだと言われていますが、逆に歩きすぎて脚がかなり痛く、身体に悪いのではないのかなって・・・思いました。

 

 最後に学会に参加されて頂くにあたり、坂本さんを始め、ご指導頂いた先生方、First Stepの鎌倉先生、First Step chitoseのスタッフのみなさんありがとうございました。今後も素晴らしい発表ができるよう頑張っていきますのでよろしくお願いします。